オリエンテーリングってどうやるの?まずは基礎的な楽しみ方から。

まずはオリエンテーリングの地図を見てみよう!
左図はオリエンテーリング競技用の地図の一部です。
普通の地図とはちょっと違う記号で書かれています。
黒い四角■は建物、黒い線は道です。黒い点線は細い道。
茶色いの太い線は舗装されている道路と駐車場です。
黄色く塗られているのは広場。
緑色が濃かったり薄い部分は林や森。
これらは、歩いて回るときに目印となるものをわかりやすく色分けして表現しています。
また縮尺などが書いてあり、お互いの距離がわかります。

紫色の三角△がスタート。
〇印はチェックポイントで1番から順番に番号がついています。
〇はかなり大きく描いてあって、「フラグ」と呼ばれるオレンジ色と白色の目印はこの〇のちょうど真ん中に置かれています。

フラグはこんな感じ。
大会では、フラグの上に通過時刻を記録するための電子ユニットがあります。
オレンジと白の斜めに塗られたデザインは森の中でも遠くから目立ちますが、やみくもに探しまわっても見つかるものではありません。

地図から場所を読み取り、いろいろな目印を確認しながら進みます。
また、次のチェックポイントまでのルートは決められていません。
如何に速く、迷わず到着できるルートを判断し、そのとおりにナビゲーションできるか、それがオリエンテーリングの醍醐味です。
自分が思ったとおりに目の前にフラグが現れたときには思わず「あった!」と叫んでしまいます。

スポーツとしてオリエンテーリングを行う場合は、タイムを競います。
時には秒差を争うシビアな戦いになることもあります。
また、時には山道で体力を消耗し、まさに限界への挑戦となります。

ですが、ゴールしたときの達成感、爽快感はタイムに関係なくこれまでにない体験となるでしょう。

また、林間学校などで体験した人もいるでしょう。
道に迷いながら、メンバーで協力し意見を出し合い進む楽しさはまさに体験学習としてもよいプログラムを与えてくれます。

このほか、日本オリエンテーリング協会のサイトではオリエンテーリングを楽しむための様々な情報を掲載しています。

日本オリエンテーリング協会のページはこちら

大事なお願い
オリエンテーリングは自然の中で行います。時に公園や民家の近くを通ることもあります。
ほとんどの近代スポーツが自然から離れた競技場で行うのに対し、オリエンテーリングのもつもう一つの魅力でもあります。
しかし、そのためには次のルールを守ってほしいのです。それが楽しませてくれた自然への感謝です。
(1)畑や田んぼ、民家の庭などには入らない。
(2)たばこは絶対に吸わない。ごみを捨てない。あぜ道などを壊したりしない。
(3)その土地の人にあったら、軽くあいさつする。
(4)管理者がいる場所では、事前に管理者の了解を得る

オリエンテーリングを活用したプログラム紹介

オリエンテーリングを活用して様々なプログラムを組むことができます。
企業の新入社員研修や学校や林間学校のプログラムとしてメンバーと協力して情報を集め、意見を集約し、助け合いながら行動する、課題を解決を疑似体験するプログラムです。

体験プログラム事例 

この事例以外にも工夫次第で様々なプログラムを組むことができます。

より高度なオリエンテーリングの教本

競技性の高いオリエンテーリングのテクニックを身につけるための教本です。(日本オリエンテーリング協会編纂)

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